無菌製剤処理室は入院患者様の注射薬を混合する為に用いられる部屋です。実際に注射薬の混合を行う「クリーンベンチ」と呼ばれる装置の庫内は、清浄度100(1立方フィート(28320立方センチメートル)辺り0.5マイクロメートル(1マイクロは1ミリの1000分の1)以上の粒子が100個以下)に保たれており、限りなく細菌が存在しない条件下で注射薬を混合することが出来ます。また混合作業は、滅菌済みの(全ての菌を殺滅してある)衣装、手袋などを装着して行います。
この様な条件で注射薬を混合することにより、患者様へ安心して投与出来る、清潔な注射薬をつくることが可能となります。また、当院の薬剤師は、注射薬を出来る限り患者様に投与する直前に混合することも、常に心がけております。