この検査は、妊婦さんの胎児(赤ちゃん)を観察するときと同様な、<<超音波>>(耳に聞こえない音)を用いて身体の臓器(肝臓、腎臓など)を描出し、病変部がないかどうか、心臓の動きがおかしくはないか、或いは、血管の血流の流れが動脈硬化などで支障をきたしてはいないかどうか、などを検査するのが目的です。
この超音波断層撮影装置は、従来《アナログ方式》が主流を占め現在のほとんどの病院で使用されておりますが、当院では《デジタル方式》の最新装置を使用しております。
《デジタル方式》を採用することによって従来の《アナログ方式》ではなし得なかったきめの細かい画像の描出及び、より細かい血管の描出や血液の流れをカラー画像にて検査することが可能になり、コンピューター解析装置を併用することで正確な診断は勿論の事、付加価値のある診断ができるようになっております。
超音波診断検査は、エックス線CT検査のように放射線を使用しないので繰り返し検査ができ又、心臓のように動いている臓器の検査や、血液のように流れているものにもリアルタイムで検査できるという最大のメリットがあります。