透析センター

「思いやり」「おもてなし」の気持ちで“only one”の透析治療を目指しています

超高齢化社会を反映するように、新規透析導入患者様の高齢化がすすんでおります。当センターの透析導入年齢は全国平均よりわずかに高く、療養病棟を併設している事から高齢透析症例の経験が豊富であり、夜間透析も行なっていることから壮年期の透析患者様も数多く診させていただいております。

透析センターの様子
安心安全な透析治療を心がけています
透析室
明るく開放的な透析室

これからの透析医療で果たすべき役割は、すでに作成されているガイドラインを中心に治療を行うことはもちろんですが、患者様の年齢、ライフスタイル、背景なども踏まえた、オーダーメイドの医療が求められています。

当センターでは、透析専門医5名(男性2名、女性3名)が毎回の透析で回診し、合併症の早期発見、長期合併症予防に努め、「思いやり」「おもてなし」の気持ちでonly oneの透析医療を目指し、看護師、臨床工学技士と取り組んでいます。

高橋 正毅(たかはし まさき)

  • 透析センター長
  • 横浜市立大学医学部卒
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本透析医学会 専門医、指導医
  • 日本腎臓学会 専門医
医師画像

当センターの取り組みについて

  • 全台オンライン透析が可能で、各患者様にあったオーダーメイドの透析提供が可能です。
  • 腎不全保存期から透析導入、バスキュラーアクセス造設が当院で完結。
  • 入院を要する際には、一般病棟、療養病棟が併設されていますので、様々な入院対応が可能です。
  • 患者様、その家族、看護の方々とのつながりを目指し、年1回「愛和ミーティング」を開催。
  • 透析に関連した事象を患者様にわかりやすくお伝えする場で、今後は患者様に関するすべての方の情報拠点を目指しています。
  • 年4回発行する広報誌で様々な情報提供をいたします。
  • 患者様同士のつながりで、患者会があります。毎年バス旅行や新年会を開催。透析センタースタッフも参加しています。
コンソール写真

オンライン透析について

通常の血液透析濾過で使用する補充液を使用せず、血液透析(HD)時に使用する透析液を直接補充液として使用する方法です。大量の補充液を使用することでより多くの濾過を行うことができます。この治療には、透析液の清浄化が必要不可欠で、オンラインHDFを行うことにより、臨床効果として、透析効率の増加、透析液清浄化、透析低血圧の防止、生命予後の工場が報告され、貧血、透析アミロイド、透析低血圧、痒みなどの改善が期待されます。

フットケアのイメージ

フットケア

透析を受けている患者さんは、下肢閉塞性動脈硬化症により足の血流不良、しびれや痛み歩行困難、潰瘍などが生じる恐れがあり、特に糖尿病を併発されている方は、重症化しやすいと言われています。症状の進行により、足を切断する場合もあります。当院では、月に1度看護師がフットチェック、医師がフット回診を行い、足病変の早期発見・治療を目指しています。異常を感じた際には、早めにご相談ください。

愛和ミーティングの様子

愛和ミーティング

「愛和ミーティング」という患者様と職員が一緒に作る、勉強会形式の交流会を毎年行なっています。透析患者様の疑問に直接答える機会を設けることで職員も患者様も一緒に透析に対する意識を高めています。

学会発表のイメージ

学会発表

よりよい透析医療提供のために毎年テーマを決めて透析医学会などで発表を行なっています。透析患者様は様々な合併症を持っていることが多く、その病態ごとに適切な治療を行う必要があります。「フットケア」や「透析液清浄化」に関する研究など多くのテーマがあり、目の前にいる患者様がより質の高い透析医療を受けられるよう、透析医療の発展に寄与できればと日々の研鑽を忘れません。

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