がん探知犬
- 2018/06/11 08:16
皆さんこんにちは。
梅雨入りジメジメで大変ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私は最近、南方熊楠の「十二支考」という本を読み始めたのですが
ちょっと気になる部分があったのでご紹介します。
タイトルとちゃんと関係してますよ(^^)
そもそも「十二支考」という本は簡単に言うと、干支の動物をテーマ
に世界中の説話を紹介するものです。
その本の「虎」の項にはこんなことが書いてあるのです。
”カンボジアでは虎が理由なく村に入ってくるのは伝染病の兆し”
”熊野で聞いた話では狼はもっとも痘瘡(天然痘)の臭いを好み、この病
流行る時村に忍び入る”
数年前にテレビで「犬が臭いでがんを発見することができる」という
ニュースを見たことを思い出しました。
よくよく調べてみると、「がん探知犬」というがんを見つけてくれる
犬を養成する機関があり、山形県金山町では健康診断にこの探知犬を
使ったこともあるようです。
どうやって調べているのかというと、人間から採取した尿の臭いを犬
に嗅がせ判断するとの事。
※特にラブラドルレトリバーが向いているとか。
犬は人間よりはるかに優れた嗅覚を持っているといわれています。
上述の南方熊楠の話も動物が何らかの形で臭いで伝染病の臭い?
を嗅ぎ取ることができ、病気で弱ることを事前に把握していたので
はないかと考えることができます。
長い歴史の中で、犬と私たちは信頼関係を結んできました。
心を癒してくれるだけではなく、我々の病気も見つけてくれるとし
たら、とても素敵な話ですね。
研究の進捗がとても楽しみです。