院内感染対策研修
- 2017/06/23 09:18
関東は空梅雨かと思えば、局地的な大雨になったりと
不安定な気候が続きます。
さて、今日の話題は毎年2回行われている「院内感染対策研修」
についてです。
今回のテーマは「結核」でした。
「結核」というとなんだか昔の病気のように感じますが、日本の
罹患率は2010年に人口10万人あたり18.2人で、欧米先進国に比
べてまだまだ結核は多い部類に入っているそうです。
研修は「感染成立と発病の違い」や「予防策」などについて約40分
程度、臨床検査技師長を講師として行われました。
詳しい内容は割愛しますが、マクロファージという白血球の一種が
結核菌を食べて自分ごと溶かし、リンパ球に「結核菌はこんな奴だ」
と情報を発信するシステムがあるという話は事務方の私にはとても
面白い話でした。
この研修は職員の受講の関係から、3コマあったのですが私は1コマ目
は自身の受講、2コマ目は伝達研修用の動画撮影、3コマ目は講師補助
と全部のコマに出席し、気持ちだけはなんとな~く今回の内容には詳し
くなったかなと思っています(´▽`)
もう過ぎてしまいましたが、3月24日は世界結核デー。
9月24日~9月30日は結核予防週間となっています。
公益財団法人結核予防会のホームページには「結核の常識」という
パンフレットが掲載されていますので一度見てみるのもよいでしょう。
http://www.jatahq.org/siryoukan/torikumi/index.html
過去の病気と侮ることなく、気になることがあったら最寄りの医療機
関に相談しましょう。